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イーサリアム10周年を徹底解説|DAO事件からThe Mergeまでのタイムライン

イーサリアム(Ethereum)は、2015年にジェネシスブロックが生成されてから、2025年でついに10周年を迎えました。この10年の歩みの中で、ブロックチェーン技術の中心的存在へと成長し、スマートコントラクト、DeFi、NFT、そして環境負荷を抑える「The Merge(ザ・マージ)」といった数々の進化を遂げてきました。

今回は、イーサリアムの10年を振り返りながら、象徴的な出来事と技術的なマイルストーン、そして未来への展望をわかりやすくご紹介します。


目次

イーサリアムとは?その始まりと意義

イーサリアムは、ビットコインに次ぐ第2の暗号資産として知られていますが、単なる通貨ではありません。スマートコントラクトと呼ばれる自動実行型プログラムを搭載できるブロックチェーンとして設計され、「分散型アプリケーション(DApps)」を実現するプラットフォームとして世界的に注目されました。


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主要な出来事を年表で振り返る

2016年:DAO事件とハードフォーク

2016年、分散型投資ファンド「The DAO」のスマートコントラクトにセキュリティホールが発見され、360万ETH以上がハッキングされる事件が起きました。これを受けてイーサリアムは「ハードフォーク」を決断。結果として、イーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)という2つのチェーンに分裂することとなりました。

2017〜2018年:ICOバブルと混乱

この時期、イーサリアムは資金調達手段としてのICO(イニシャル・コイン・オファリング)ブームの中心に位置づけられました。しかし、詐欺的なプロジェクトや失敗例が相次ぎ、投資家の信頼を失う場面も多く見られました。

それでもこの期間は、Aaveや0xといった、のちのDeFiの基盤となるプロジェクトが誕生した重要な時期でもあります。

2020年:DeFiサマー

DeFi(分散型金融)の急成長が始まったのが2020年です。Uniswapをはじめとする分散型取引所(DEX)が急拡大し、預け入れられた資産総額(TVL)が6億ドルから150億ドル以上へと爆発的に増加しました。

2021〜2022年:NFTブームの到来

NFT(非代替性トークン)の流行により、アートやゲームなどの分野でイーサリアムの活用が急増しました。アーティスト「Beeple」のNFTが約69億円で落札されたニュースは、日本でも大きく報道されました。

一方で、NFT市場はその後急激に冷え込み、トレンドの移り変わりの速さを印象付けました。

2022年:「The Merge」で環境負荷を大幅削減

PoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)への移行である「The Merge」は、イーサリアム史上最大の技術的転換点でした。この移行により、電力消費が99.99%削減され、環境面でもサステナブルな方向へと進化を遂げました。

2025年:金融業界との接続強化

2025年には、SECによる現物型イーサリアムETFの承認、BlackRockのトークン化ファンド「BUIDL」の登場、そしてCoinbaseによるレイヤー2ソリューション「Base」の発展など、伝統金融との接続が一気に進みました。

これにより、イーサリアムはもはや“実験的なネットワーク”ではなく、“金融インフラの一部”として本格的な存在感を持ち始めたと言えるでしょう。


イーサリアムはこれからどう進化する?

イーサリアムの開発チームは、今後の数年間も複数のアップグレードを予定しています。特にスケーラビリティやトランザクションコストの低減に向けた技術開発は急ピッチで進行中です。

また、ステーブルコインの発行量においてイーサリアムは他チェーンを圧倒しており、議会でもイーサリアムに有利な法整備(GENIUS法案)が通過するなど、規制環境も好転しつつあります。


まとめ:イーサリアムの10年は通過点にすぎない

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イーサリアムの10年の歴史は、挑戦と革新の連続でした。DAO事件、ICOバブル、DeFiやNFTブーム、The Merge、そして金融との融合と、あらゆる局面で進化を続けてきたこのネットワークは、今まさに「成熟」から「新たな飛躍」へと歩みを進めています。

この先10年、イーサリアムは新たなグローバル金融インフラとして、さらなる革新を巻き起こしていくことでしょう。今後の動向に、ますます注目が集まります。

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