投資戦略

Absci(ABSI)とAMDのAI創薬関連株を徹底分析|生成AI×バイオ×半導体の成長性とリスク

2026/4/29
読了目安: 20

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AI関連株というと、NVIDIA、AMD、Microsoft、Palantir、Broadcomなどの大型テック企業を思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、AIの活用領域は半導体やクラウドだけではありません。医薬品開発、バイオテクノロジー、ゲノム解析、抗体設計といったライフサイエンス分野でも、AIは大きな変革を起こし始めています。

その中で注目される組み合わせが、Absci(ABSI)とAMDです。

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Absciは、生成AIを活用して新しい抗体医薬品を設計するAI創薬企業です。一方、AMDはAI半導体・データセンター向けGPU・CPUを提供する半導体企業です。両社は2025年に戦略的提携を発表し、AMDはAbsciに2,000万ドルの投資を行いました。

この記事では、Absci(ABSI)とAMDの関係、AI創薬市場の成長性、両社の株式投資としての魅力とリスクを日本の個人投資家向けにわかりやすく解説します。

結論:ABSIは高リスク・高リターン、AMDはAIインフラの本命候補

最初に結論をまとめます。

項目Absci(ABSI)AMD
企業タイプAI創薬・バイオテック半導体・AIインフラ
主な成長テーマ生成AIによる抗体医薬品設計AI GPU、データセンター、CPU
収益段階臨床開発・研究開発中心売上・利益が大きい大型企業
投資リスク非常に高い中〜高
期待リターン成功すれば大きいAI需要拡大で安定成長余地
向いている投資家小型成長株・バイオ株のリスクを取れる人AI半導体の長期成長に投資したい人

Absciは、AI創薬という非常に魅力的なテーマを持つ一方、まだ売上・利益が安定している企業ではありません。臨床試験や提携の進展次第で株価が大きく動く、高リスクな小型成長株です。

AMDは、NVIDIAに次ぐAI半導体の有力候補として、データセンター需要の拡大を取り込む大型成長株です。Absciとの提携は、AMDがAIを医療・創薬分野へ広げる一例として見ることができます。

つまり、**ABSIは「AI創薬のオプション投資」、AMDは「AIインフラの本命候補」**という位置づけで考えるとわかりやすいです。

Absci(ABSI)とは?生成AIで抗体医薬品を設計する企業

Absci Corporationは、米NASDAQに上場するAI創薬企業です。ティッカーはABSIです。

Absciは、自社のIntegrated Drug Creation Platformを通じて、AIとウェットラボ技術を組み合わせ、よりよい生物学的医薬品をより早く創ることを目指しています。

Absciの事業内容

Absciの事業を一言でいうと、AIを使って新しい抗体医薬品を設計する会社です。

従来の医薬品開発では、多くの候補物質を試しながら、有効性や安全性の高い薬を探していく必要がありました。これは時間もコストもかかります。

Absciは、生成AIを活用することで、最初から望ましい性質を持つ抗体候補を設計し、創薬プロセスを効率化しようとしています。

Absciが狙う市場

Absciが狙うのは、次のような市場です。

市場内容
AI創薬AIで医薬品候補を設計・探索
抗体医薬品がん、炎症、免疫疾患などに使われるバイオ医薬品
生成AIバイオタンパク質・抗体・分子設計
精密医療患者や疾患に応じた治療設計
製薬企業向け提携大手製薬会社との共同研究・ライセンス

AI創薬は、医薬品開発の時間短縮、成功確率向上、開発コスト削減につながる可能性があります。

ただし、AIで有望な薬を設計できても、最終的には臨床試験で安全性と有効性を証明しなければなりません。ここがAI創薬企業の最大のハードルです。

AMDとは?AI半導体でNVIDIAを追う大型成長株

AMDは、CPU、GPU、データセンター向け半導体を手がける米国の大手半導体企業です。

PC向けCPUのRyzen、サーバー向けCPUのEPYC、GPUのRadeon、AIアクセラレーターのInstinctシリーズなどを展開しています。

AMDの成長テーマ

AMDの主な成長テーマは以下の通りです。

テーマ内容
AI GPUInstinctシリーズによるAI学習・推論
データセンターEPYC CPUとAIアクセラレーター
クラウド大手クラウド事業者向け半導体
エッジAIPC、組込み、産業機器でのAI処理
ソフトウェアROCmによるAI開発環境

AI市場ではNVIDIAが圧倒的な存在感を持っていますが、AI需要が巨大化するほど、クラウド企業や企業ユーザーは複数のサプライヤーを求めるようになります。

その中でAMDは、NVIDIAに対抗する有力な選択肢として注目されています。

AbsciとAMDの提携内容

AbsciとAMDは、2025年1月に戦略的提携を発表しました。

この提携では、AMDのInstinctアクセラレーターとROCmソフトウェアを、AbsciのAI創薬ワークロードに活用することが発表されています。また、AMDはAbsciに2,000万ドルの戦略投資を行いました。

さらに、2025年9月には、AbsciがOracle Cloud Infrastructure(OCI)とAMDを活用し、AI創薬プラットフォームの性能とスケーラビリティを高める取り組みを発表しています。OCI上でAMDの次世代Instinct MI355X GPUを活用し、大規模な分子動力学シミュレーションや抗体設計を加速する狙いです。

提携のポイント

ポイント内容
AMDの役割AI GPU・ROCmソフトウェア・計算基盤
Absciの役割AI創薬モデル・抗体設計プラットフォーム
Oracleの役割クラウドインフラ
目的AI創薬ワークロードの高速化・大規模化
投資テーマAI半導体×AI創薬×クラウド

この提携は、単なる資本提携ではなく、AMDのAIインフラをライフサイエンス分野で実証する事例としても重要です。

AMDにとっては、AI GPUの用途をLLMや画像生成だけでなく、創薬・医療・バイオ分野へ広げる意味があります。

Absciにとっては、計算コストと処理性能が重要なAI創薬において、より大規模なモデル開発やシミュレーションを行いやすくなる可能性があります。

なぜAI創薬に半導体が重要なのか

AI創薬では、膨大な計算資源が必要です。

たとえば、以下のような処理には高性能なGPUやクラウドインフラが欠かせません。

  • タンパク質構造の予測
  • 抗体候補の生成
  • 分子動力学シミュレーション
  • 大規模データセットの学習
  • 候補薬の最適化
  • 複数の薬剤特性の同時評価

つまり、AI創薬企業にとって、AI半導体は単なるIT設備ではありません。

創薬プラットフォームの性能そのものを左右する重要な競争要素です。

AI創薬におけるAMDの意味

AI創薬でAMDが使われる意味は、次のように整理できます。

観点意味
計算コストNVIDIA一強から選択肢が増える
スケーラビリティ大規模なAI創薬モデルを動かしやすくなる
ソフトウェアROCmが創薬ワークロードに対応できるかが重要
実績作りAMDが医療・バイオ分野で顧客事例を作れる
市場拡大AI半導体需要がライフサイエンスにも広がる

NVIDIAがAI半導体市場で先行していることは事実です。

しかし、AI市場全体が拡大し、さまざまな産業でAIが使われるようになると、AMDにも成長余地があります。Absciとの提携は、その可能性を示す一つの事例です。

Absci(ABSI)の投資魅力

Absciに投資する魅力は、AI創薬という巨大テーマの初期段階に投資できることです。

1. AI創薬市場の成長性

医薬品開発は、長い時間と莫大なコストがかかる分野です。

AIによって候補薬探索、分子設計、臨床開発の一部が効率化されれば、製薬業界に大きなインパクトを与える可能性があります。

Absciは、AIとウェットラボを組み合わせることで、単なるソフトウェア企業ではなく、実験データを自社で活用できる創薬企業を目指しています。

2. 生成AI×抗体医薬品というテーマ性

生成AIは、文章や画像だけでなく、タンパク質や抗体の設計にも応用され始めています。

Absciの魅力は、生成AIを実際の医薬品候補設計に使う点です。

もしAIによって有望な抗体医薬品を短期間で設計できれば、大手製薬会社との提携やライセンス収入につながる可能性があります。

3. AMD・Oracleとの連携

Absciは、AMDやOracle Cloud Infrastructureとの連携により、AI創薬プラットフォームの計算基盤を強化しています。

AI創薬では、モデル開発と実験検証を高速に回すことが重要です。計算インフラの強化は、創薬スピードや開発効率の向上につながる可能性があります。

4. 小型株ならではの上昇余地

AbsciはAMDのような大型株ではありません。

小型成長株であるため、ポジティブな臨床データ、提携拡大、ライセンス契約、買収期待などが出ると、株価が大きく反応する可能性があります。

ただし、これは同時に下落リスクも大きいという意味です。

Absci(ABSI)の投資リスク

Absciには大きな魅力がありますが、投資リスクも非常に高いです。

1. 売上がまだ小さい

Absciは臨床開発・研究開発段階の企業であり、現時点で売上は非常に小さいです。

2026年第1四半期の売上は約20万ドルで、研究開発費は約1,930万ドルとされています。つまり、収益よりも研究開発投資が大きい段階です。

このような企業は、将来の成功に期待して投資されますが、短期的な業績だけを見ると不安定です。

2. 赤字継続と資金調達リスク

AI創薬企業は、研究開発に多額の資金が必要です。

売上が小さい段階で赤字が続けば、追加の資金調達が必要になる可能性があります。新株発行による資金調達が行われると、既存株主にとっては希薄化リスクがあります。

3. 臨床試験リスク

創薬企業にとって最大のリスクは、臨床試験の失敗です。

AIで設計した候補薬が有望に見えても、人間を対象にした臨床試験で安全性や有効性が確認できなければ、商業化にはつながりません。

特にバイオ株は、1つの臨床データで株価が大きく上下することがあります。

4. AI創薬の実用性がまだ検証段階

AI創薬は注目テーマですが、すべての企業が成功するわけではありません。

AIで候補薬を見つけることと、実際に承認される薬を作ることは別です。

投資家は、「AI創薬」という言葉だけでなく、実際のパイプライン、臨床進捗、提携先、資金力を確認する必要があります。

AMDの投資魅力

AMDに投資する魅力は、AIインフラ需要の拡大を取り込めることです。

1. データセンター売上の成長

AMDは、データセンター向けCPUとAIアクセラレーターの両方を持っています。

2026年第1四半期のAMDは、データセンター部門の売上が前年同期比で大きく伸びており、EPYCプロセッサとInstinct GPUの需要が成長を支えています。

AI時代には、GPUだけでなくCPU、ネットワーク、メモリ、ソフトウェアの総合力が重要になります。AMDはこの分野で存在感を高めています。

2. NVIDIA以外の選択肢としての需要

AI半導体市場ではNVIDIAが圧倒的に強いですが、顧客企業はコスト、供給、交渉力、用途の多様化を考え、NVIDIA以外の選択肢を求めています。

AMDは、その最有力候補の一つです。

特に、大手クラウド企業やAI開発企業がAMDのGPUを採用する事例が増えれば、AMDのAI事業はさらに成長する可能性があります。

3. CPUとGPUの両方を持つ強み

AMDは、サーバー向けCPUのEPYCとAIアクセラレーターのInstinctを持っています。

AIデータセンターでは、GPUだけでなくCPUとの組み合わせも重要です。CPU、GPU、ネットワーク、ソフトウェアを組み合わせた提案ができる点は、AMDの強みです。

4. AI用途の広がり

AI需要は、チャットボットや生成AIだけにとどまりません。

医療、創薬、金融、製造、ロボティクス、自動車、エッジデバイスなど、さまざまな産業に広がっています。

Absciとの提携は、AMDのAI半導体がライフサイエンス分野にも広がる可能性を示す事例です。

AMDの投資リスク

AMDにも当然リスクがあります。

1. NVIDIAとの差

AI GPU市場では、NVIDIAがハードウェア、ソフトウェア、開発者エコシステムで大きく先行しています。

AMDがGPU性能で競争できても、CUDAのようなソフトウェア基盤に対抗するには時間がかかります。

ROCmの普及が進むかどうかは、AMDのAI事業にとって重要なポイントです。

2. 半導体サイクル

半導体市場は景気循環の影響を受けやすいです。

AI需要が強くても、PC、ゲーム、組み込み、サーバー投資が減速すれば、AMD全体の業績に影響する可能性があります。

3. バリュエーション

AI関連株は投資家の期待が高く、株価に将来成長が織り込まれやすいです。

期待通りの成長が続けばよいですが、売上成長が鈍化したり、利益率が想定を下回ったりすると、株価調整が大きくなる可能性があります。

4. 製造委託リスク

AMDはファブレス企業であり、半導体製造をTSMCなどに委託しています。

最先端プロセスの供給制約、地政学リスク、製造コスト上昇は、AMDのリスク要因です。

AbsciとAMDを比較:どちらが投資しやすいか

AbsciとAMDは、同じAI関連株でも性質が大きく異なります。

比較項目Absci(ABSI)AMD
時価総額小型株大型株
事業ステージ研究開発・臨床段階商業化・利益成長段階
主なリスク臨床失敗、資金調達、赤字競争、半導体サイクル、評価倍率
成長ドライバーパイプライン進展、提携、AI創薬成功AI GPU、データセンター、クラウド需要
株価変動非常に大きい大きいが相対的に安定
投資向き少額のサテライト投資中核に近いAI関連投資候補

初心者にとって投資しやすいのは、一般的にはAMDです。

AMDはすでに大きな売上と事業基盤があり、AI半導体という明確な成長テーマを持っています。

一方、Absciは夢が大きい反面、事業成功の不確実性が高いです。投資する場合は、ポートフォリオのごく一部に抑えるべき銘柄です。

投資シナリオ別の考え方

強気シナリオ

強気シナリオでは、以下のような展開が考えられます。

  • AbsciのAI創薬プラットフォームが有望な臨床データを出す
  • 大手製薬会社との提携が拡大する
  • AMDのGPUがAI創薬分野で採用拡大する
  • Oracle Cloudとの連携によりAI創薬ワークロードが増える
  • AI創薬市場全体が投資テーマとして再評価される
  • AMDがNVIDIAに次ぐAI半導体企業としてシェアを伸ばす

この場合、Absciは小型株として大きく上昇する可能性があります。AMDもAIインフラ需要の拡大により、業績成長が続く可能性があります。

中立シナリオ

中立シナリオでは、以下のような展開です。

  • Absciの開発は進むが、収益化には時間がかかる
  • AMDのAI事業は成長するが、NVIDIAとの差は大きい
  • AI創薬は期待されるが、臨床成果は限定的
  • 株価はニュースや金利環境に左右されながら推移する

この場合、AMDは成長株として保有しやすい一方、Absciは長期で辛抱が必要な投資になります。

弱気シナリオ

弱気シナリオでは、以下のリスクがあります。

  • Absciの臨床開発が失敗する
  • 追加資金調達で株式希薄化が進む
  • AI創薬への期待が後退する
  • AMDのAI GPUが想定ほど採用されない
  • NVIDIAの優位性がさらに強まる
  • AI関連株全体のバリュエーションが調整する

この場合、Absciは大きく下落する可能性があります。AMDもAI期待が剥落すれば、株価調整を受ける可能性があります。

日本の個人投資家向けポートフォリオ例

AbsciとAMDに投資する場合、リスクの大きさを考えてポートフォリオ内の役割を分けることが重要です。

安定重視型

資産カテゴリ比率の目安役割
S&P500・全世界株式80%長期資産形成の土台
AMDなど大型AI株10%AI成長テーマ
ABSIなど小型AI創薬株1%〜3%高リスク成長枠
現金・債券7%〜9%リスク調整

安定重視型では、Absciはあくまで小さなサテライト枠です。

成長重視型

資産カテゴリ比率の目安役割
S&P500・NASDAQ10060%成長株市場全体
AMD・NVIDIA・BroadcomなどAI半導体20%AIインフラ
AIソフトウェア・データ企業10%AI活用領域
ABSI・AI創薬・バイオ株5%高リスク成長枠
現金5%下落時の余力

成長重視型でも、Absciのような小型バイオ株は5%程度までに抑えるのが現実的です。

攻めのテーマ投資型

資産カテゴリ比率の目安役割
AMD・NVIDIAなどAI半導体30%AIインフラ中核
AI創薬・バイオテック10%次世代医療テーマ
クラウド・データセンター関連20%AI基盤
S&P500・NASDAQ10030%分散性
現金10%ボラティリティ対策

攻めのテーマ投資型ではAI創薬株の比率を高めますが、値動きはかなり大きくなります。

資産全体ではなく、リスクを取れる範囲のテーマ投資として考えるべきです。

Absci(ABSI)を見るときのチェックポイント

ABSIに投資するなら、以下を定期的に確認しましょう。

チェック項目見るべきポイント
パイプラインどの疾患領域で開発しているか
臨床試験Phase 1、Phase 2などの進捗
提携先大手製薬会社・テック企業との関係
資金残高何年分の研究開発費をまかなえるか
売上提携収入・マイルストーン収入の有無
研究開発費投資額が増えているか
希薄化新株発行リスク
AIプラットフォーム実際に創薬成果につながっているか
株価材料臨床データ、提携、学会発表

特に重要なのは、AI創薬プラットフォームが実際の薬に結びついているかです。

AIモデルの性能だけではなく、臨床試験で結果を出せるかが投資判断の核心になります。

AMDを見るときのチェックポイント

AMDに投資するなら、以下を確認しましょう。

チェック項目見るべきポイント
データセンター売上AI需要をどれだけ取り込めているか
Instinct GPUMI300、MI350、MI355Xなどの採用状況
ROCmソフトウェアエコシステムの拡大
粗利益率AI GPUで利益率が改善しているか
顧客Microsoft、Oracle、Metaなど大口顧客
NVIDIAとの差性能・供給・ソフトウェア面の差
CPU事業EPYCの競争力
在庫・サイクル半導体需要の変動
バリュエーションAI期待が株価に織り込まれすぎていないか

AMDはAI半導体だけでなく、CPU、PC、ゲーム、組み込みなど複数事業を持ちます。

そのため、AI事業の成長だけでなく、全社業績を見ることが大切です。

よくある質問

Absci(ABSI)はAI株ですか?バイオ株ですか?

両方の性格を持ちます。

AbsciはAIを活用した創薬企業なので、AI関連株として注目されます。ただし、最終的には医薬品開発の成否が重要になるため、バイオテック株としてのリスクが大きいです。

AMDがAbsciに投資したことはAMD株に大きな影響がありますか?

AMDの規模から見ると、2,000万ドルの投資自体が業績に与える直接的な影響は限定的です。

ただし、AI GPUをライフサイエンス分野に広げる事例としては重要です。AMDにとっては、AI半導体の用途拡大を示す戦略的な意味があります。

AbsciはNVIDIAではなくAMDを使うメリットがありますか?

Absciにとっては、計算コスト、供給、最適化、AMDとの資本・技術提携がメリットになる可能性があります。

一方で、AI開発ではNVIDIAのCUDAエコシステムが強いため、AMDのROCmがどこまで実用的に広がるかが重要です。

Absci株は長期投資に向いていますか?

長期投資の対象になり得ますが、非常に高リスクです。

臨床試験、資金調達、提携、AI創薬の実用化に大きく左右されます。ポートフォリオの中心ではなく、少額のテーマ投資として考えるのが現実的です。

AMD株とAbsci株、どちらを買うべきですか?

初心者にとって投資しやすいのはAMDです。

AMDはすでに売上・利益があり、AI半導体という明確な成長テーマを持っています。Absciは成功すれば大きいですが、失敗リスクも大きいため、上級者向けの小型グロース株です。

まとめ:Absci×AMDはAI創薬時代を象徴するが、投資リスクは大きい

AbsciとAMDの提携は、AIが創薬分野にも本格的に広がっていることを示す象徴的な事例です。

Absciは、生成AIとウェットラボを組み合わせ、抗体医薬品の設計を効率化しようとするAI創薬企業です。AMDは、AI GPUとROCmを通じて、創薬のような高性能計算分野にもAIインフラを提供しようとしています。

投資の観点では、両社は次のように整理できます。

企業投資テーマ投資判断のポイント
Absci(ABSI)AI創薬・生成AIバイオ臨床成果、提携、資金繰り、希薄化
AMDAI半導体・データセンターAI GPU採用、データセンター売上、NVIDIAとの差

Absciは、AI創薬が成功すれば大きなリターンが期待できる一方、臨床失敗や資金調達リスクも大きいです。

AMDは、AIインフラの成長を取り込む大型株として、Absciよりも投資しやすいですが、NVIDIAとの競争やバリュエーションには注意が必要です。

日本の個人投資家が考えるなら、AMDをAI半導体の中核候補として検討し、Absciはリスクを理解したうえで少額のサテライト投資にとどめるのが現実的です。

AI創薬は夢のあるテーマです。

しかし、夢が大きい銘柄ほど、株価の上下も激しくなります。投資する前に、成長ストーリーだけでなく、売上、資金繰り、臨床進捗、競争環境を必ず確認しましょう。

参考情報

免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の株式、ETF、投資信託、金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。Absci(ABSI)およびAMDの株価、業績、提携内容、臨床試験、製品計画、規制環境は変動する可能性があります。投資には元本割れ、価格変動、為替変動、流動性リスク、臨床試験リスク、規制リスク、希薄化リスクなどがあります。投資判断は、ご自身の投資目的、リスク許容度、資産状況を踏まえて行ってください。

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