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2026年6月24日 米国株アフターマーケット振り返り

2026/6/24
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本日のポイント

  • 米国株は6月23日の通常取引で半導体主導の下落となり、AI投資の採算と資金調達への警戒が翌営業日に持ち越されました。
  • 引け後はFedExが利益・売上の市場予想を上回った一方、配送部門のマージン低下が嫌気され、景気敏感・物流株の見方を測る材料になりました。
  • Fed利上げ観測、ドル高、PCE物価指数待ちが金利・為替・コモディティの焦点で、ハイバリュエーション株の上値を抑える要因として意識されています。

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1. 米国市場の引け後整理

日本時間6月24日昼時点で参照する直近の米国株式市場は、6月23日(火)の通常営業日です。NYSEとNasdaqの公式カレンダーでは、6月24日(水)も通常の米国営業日で、主要株式市場の通常取引時間は東部時間9時30分から16時までです。

6月23日の通常取引では、S&P 500が1.44%安、Nasdaq Compositeが2.21%安、Dow Jones Industrial Averageが0.09%安で終了しました。下落の中心は半導体・AI関連で、Philadelphia Semiconductor Indexは7.9%下落。Micron、SanDisk、Intel、AMD、Marvellなどメモリー・半導体関連の下げが目立ちました。

引け後の指数先物は大きく崩れる展開ではなく、CNBCによればS&P 500先物とNasdaq 100先物は小幅安、Dow先物も小幅安にとどまりました。ただし、前日の半導体売りが急だったため、時間外では個別決算と翌日のMicron決算を見極める姿勢が強まりました。

2. 引け後・時間外の注目ニュース

FedExは好決算でも時間外で下落

何が起きたか

FedExは5月末締め四半期で、調整後EPSが6.31ドル、売上高が250億ドルとなり、Reutersが報じた市場予想を上回りました。2026年の売上高については約11%増、EPSは16.90〜18.10ドルを見込むとしました。一方、主力のFederal Express部門の営業マージンは前年の8.4%から7.7%へ低下し、時間外取引で株価は約6%下落しました。

市場ではどう受け止められているか

売上・利益の表面上の強さよりも、人件費、外部輸送費、燃料費などのコスト圧力が注目されました。関税や米国の小口輸入ルール変更が国際配送需要に及ぼす影響もあり、投資家は「売上成長が利益率改善につながるか」を確認しようとしています。

関連銘柄・ETF

FedEx(FDX)、FedEx Freight(FDXF)、UPS(UPS)、消費関連・物流関連ETFが関連します。物流株は企業活動と個人消費の温度感を映しやすく、FedExのガイダンスは景気敏感株全般の材料としても見られます。

半導体売りはMicron決算へ焦点が移る

何が起きたか

6月23日の通常取引ではMicronとSanDiskがそれぞれ約13%下落し、メモリー関連ETFも大きく下げました。Micronは6月24日の米国市場引け後に決算発表を予定しており、AI向けメモリー需要と価格環境の持続性を確認するイベントになります。

市場ではどう受け止められているか

今回の売りは、単なる短期的な利益確定だけでなく、AI設備投資の規模、GPUやメモリー需給、クラウド大手の投資効率への疑問が背景にあります。時間外で一部メモリー株が小幅に戻したとしても、翌日のMicron決算が半導体全体のセンチメントを左右しやすい局面です。

関連銘柄・ETF

Micron(MU)、SanDisk(SNDK)、Nvidia(NVDA)、AMD(AMD)、Intel(INTC)、Marvell(MRVL)、VanEck Semiconductor ETF(SMH)、Roundhill Memory ETF(DRAM)が関連します。

AlphabetのDow採用発表も大型株の材料に

何が起きたか

CNBCは、S&P GlobalがGoogle親会社AlphabetをDow Jones Industrial Averageに採用すると発表し、変更は翌週月曜の取引開始前に反映されると報じました。

市場ではどう受け止められているか

指数採用は機械的な需給要因になり得ますが、同時にメガキャップ・テックの評価が揺れるなかで、Alphabet単独の好材料としてどこまで支えになるかが見られます。6月23日の通常取引ではAlphabetも下落しており、指数イベントよりもAI投資と広告・クラウド成長への評価が引き続き重要です。

関連銘柄・ETF

Alphabet(GOOGL/GOOG)、Dow連動ETF(DIA)、Nasdaq 100連動ETF(QQQ)、大型テックETFが関連します。

3. 決算・企業イベントの整理

引け後の中心はFedExでした。売上・EPSの上振れ、2026年の増収見通し、自社株買い計画はポジティブ材料でしたが、主力配送事業のマージン低下が株価反応を抑えました。FedEx Freightのスピンオフ後、投資家は「配送事業に集中したFedEx」が専門配送や高付加価値サービスで利益率を改善できるかを見ています。

翌日の最大イベントはMicron決算です。前日にメモリー株が大きく下げたことで、決算そのものだけでなく、HBMなどAI向けメモリー需要、価格上昇の持続性、設備投資計画、在庫・供給制約へのコメントが注目されます。

4. マクロ・Fed・金利材料

Reutersによれば、市場ではFedのタカ派姿勢を受けて年内追加利上げ観測が強まり、CME FedWatchベースで12月利上げ確率が前週会合前の61%から86%へ上昇したと報じられました。これを背景にドルは1年超ぶり高値圏となり、金は下落しました。

木曜日に予定される米PCE物価指数は、Fedが重視するインフレ指標として次の政策観測を左右します。ハイテク株のバリュエーションが高い局面では、金利上昇やドル高が株価の割引率に影響しやすく、半導体売りとマクロ材料が重なった点が今回の重要な構図です。

原油は中東情勢をめぐる緊張緩和期待や米国・イラン交渉の進展が意識され、BrentはReuters報道で1%超下落しました。地政学リスクが完全に消えたわけではありませんが、少なくともこの日は金利・ドル要因がコモディティ市場の主役でした。

5. 次の米国市場で見るポイント

1つ目は、半導体売りの連鎖が止まるかです。Micron決算前のポジション調整が続くのか、あるいはアジア時間の半導体株反発が米国市場にも波及するかを確認する局面です。

2つ目は、FedExの反応が物流・消費関連株へ広がるかです。売上成長が評価されるのか、マージン低下と関税・小口輸入ルール変更の影響がより重く見られるのかが焦点になります。

3つ目は、PCE物価指数を前に金利・ドルの上昇圧力が続くかです。利上げ観測がさらに強まれば、AI・半導体など高成長株への評価は引き続き神経質になりやすい一方、生活必需品などディフェンシブセクターへの資金シフトも続く可能性があります。

6. 主要ソース

金融免責事項

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