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2026年6月25日 米国株アフターマーケット振り返り

2026/6/25
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本日のポイント

  • 米国株式市場は米東部時間6月24日に通常営業し、ダウは上昇した一方、S&P500とナスダックはハイテク株の重さで小幅安となりました。
  • 引け後はMicron Technologyの決算と強い見通しが半導体・AI関連のセンチメントを支え、通常時間のテック売りをどこまで和らげるかが焦点です。
  • 原油安で航空・旅行関連に買いが入りましたが、Fedのタカ派寄り観測と金利見通しが翌営業日にも持ち越されます。

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1. 米国市場の引け後整理

NYSEとNasdaqの公式スケジュール上、米東部時間6月24日(水)は通常営業日でした。NYSEの通常取引は9:30〜16:00 ET、Nasdaqも通常取引9:30〜16:00 ET、時間外取引は16:00〜20:00 ETです。JSTでは6月25日未明に通常取引が終了し、その後の時間外材料を確認する時間帯にあたります。

通常取引では、Reutersによるとダウ工業株30種平均は+182.06ドル(+0.35%)の51,848.90、S&P500は-7.24ポイント(-0.10%)の7,358.22、ナスダック総合は-110.40ポイント(-0.43%)の25,476.64で終了しました。ハイテク株のバリュエーションやAI投資負担への警戒がナスダックとS&P500を抑える一方、非テックや景気敏感の一部がダウを下支えしました。

セクター面では、原油価格の下落を受けて航空・旅行関連が相対的に強く、ReutersはS&P500旅客航空株指数の上昇、ExpediaやBooking Holdingsの堅調さを報じています。中東情勢を巡るエネルギー価格の過度な上振れ懸念がいったん後退したことが、燃料コストに敏感な銘柄の材料になりました。

2. 引け後・時間外の注目ニュース

Micron決算で半導体株に見直し買い

何が起きたか

Micron Technology(MU)は米東部時間6月24日の引け後に決算発表を予定しており、同社IRは事前に同日2:30 p.m. MTのカンファレンスコールを告知していました。Reutersは、Micronが市場予想を上回る第3四半期売上高を発表し、メモリー需要に関する大型顧客契約や見通しを示したと報じています。通常取引で弱かった半導体・AI関連には、時間外で買い戻しが入りました。

市場ではどう受け止められているか

焦点は、AIサーバー向け高帯域メモリーやデータセンター需要の強さが、AI関連株全体の高バリュエーション懸念をどこまで相殺できるかです。Micronの好決算は「AI投資の受益側」には追い風ですが、クラウド大手など投資負担を背負う側への見方は別途検証が必要です。

関連銘柄・ETF

関連銘柄はMU、NVDAAVGO、AMD、クラウド/AIインフラ関連、半導体ETF(SOXX、SMH)です。日本時間で確認できる時間外反応は流動性が通常時間より薄いため、翌通常取引で出来高を伴って継続するかが重要です。

テック売りは継続、AI投資負担への視線は残る

何が起きたか

Reutersは、ナスダックとS&P500がハイテク株安に押されたと報じました。AI関連の設備投資、ハイパースケーラーの資金調達、バリュエーションの高さに対する投資家の警戒が続いています。

市場ではどう受け止められているか

市場はAIテーマそのものを否定しているというより、「投資の受益企業」と「投資負担を抱える企業」をより細かく選別し始めています。Micronの時間外材料がこの選別を緩和するのか、むしろ勝ち負けの差を広げるのかが翌営業日のポイントです。

関連銘柄・ETF

大型テック、半導体、クラウドインフラ、ナスダック100連動ETF(QQQ)、S&P500連動ETF(SPY)が関連します。

原油安で航空・旅行関連に追い風

何が起きたか

Reutersは、原油価格がイラン戦争開始以降の安値圏に下落し、航空・旅行株の支援材料になったと報じました。中東情勢に関する過度な供給不安が和らいだことが背景です。

市場ではどう受け止められているか

燃料費低下は航空会社や旅行関連にプラスですが、地政学リスクはニュースフロー次第で再燃し得ます。原油安が消費関連に広がるか、単なる短期的なポジション調整にとどまるかを見極める局面です。

関連銘柄・ETF

航空、旅行予約、クルーズ、消費裁量関連、原油ETF、エネルギー株が関連します。

3. 決算・企業イベントの整理

最大の企業イベントはMicronの決算です。Reutersは、同社の第3四半期売上高が市場予想を上回り、次四半期見通しも注目されたと報じています。メモリー市況はAIサーバー需要と密接に関わるため、単独企業の決算にとどまらず、半導体サプライチェーン全体の需要確認イベントとして扱われました。

一方、ReutersはCerebras Systemsが利益率見通しや競争環境への懸念から急落したこと、Hertzが業績見通しと株式発行計画で大きく下げたことも伝えています。AI・半導体周辺でも、成長期待だけでなく収益性、資金調達、競争優位の確認が求められています。

4. マクロ・Fed・金利材料

Fedを巡っては、6月17日のFOMCで政策金利が3.50〜3.75%に据え置かれた一方、Reutersは政策当局者の一部が年内利上げを見込むなどタカ派寄りのシグナルを報じています。6月24日の市場でも、Reutersは年末までの追加利上げ観測が意識されたと伝えています。

このため、株式市場では企業決算が良くても、金利上昇がPERの高いグロース株の上値を抑える構図が残ります。次に見るべきマクロ材料は、インフレ関連指標、雇用関連指標、Fed高官発言、米国債利回りとドルの反応です。

原油については、地政学リスクの緩和で下落したことが航空・旅行株を支えました。ただし、エネルギー価格はインフレ見通しにも影響するため、原油安が続く場合は金利見通しにも間接的な影響を与えます。

5. 次の米国市場で見るポイント

  1. Micron決算後の半導体株の反応が通常取引でも続くか。時間外の上昇が出来高を伴って定着するかが焦点です。
  2. AI関連の選別が続くか。受益企業への買いと投資負担企業への警戒が同時に進む可能性があります。
  3. 原油安の恩恵が航空・旅行以外の消費関連へ広がるか。中東情勢のニュースフローにも注意が必要です。
  4. Fedの年内利上げ観測が長期金利やドルにどう反映されるか。高PER株のバリュエーションに直結します。
  5. 次回通常取引日は米東部時間6月25日(木)で、NYSE/Nasdaqとも通常スケジュールの予定です。

6. 主要ソース

金融免責事項

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