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2026年6月29日 米国株アフターマーケット振り返り

2026/6/29
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本日のポイント

  • 6月29日のNYSE/Nasdaqは通常営業予定ですが、執筆時点は米国時間の日曜夜で、直近の現物市場は6月26日(金)の通常取引終了後から週末を挟んでいます。
  • 26日の米国株はAI・半導体株の調整が上値を抑え、S&P 500とNasdaqは週間で下落しました。AI投資の収益化とバリュエーションへの見方が週明けも焦点です。
  • 次の週は米雇用統計、Fedの利上げ観測、原油・中東情勢、Nikeなどの企業イベントが重なり、金利に敏感なグロース株の反応を確認する局面です。

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1. 米国市場の引け後整理

6月29日(月)のNYSE/Nasdaqは通常営業予定です。通常のコア取引時間は米東部時間9:30〜16:00で、短縮取引や休場の予定には該当しません。なお、日本時間29日正午時点では米国は日曜夜のため、直近の米国現物市場は6月26日(金)引け後から週末を挟んでいる状態です。

26日の米国株は、S&P 500が小幅安、Nasdaqも下落し、AI関連・半導体株の調整が全体の重しになりました。Reutersは、PHLX半導体指数が日次で大きく下げ、週次でも大幅安となったと報じています。AIデータセンター投資の規模に対して、利益回収がどの程度のスピードで進むかという論点が、単なる短期需給ではなく業績期待の再評価として意識されています。

一方で、ヘルスケアの一角は相場の支えになりました。Modernaは投資家向けイベントでパイプラインを示したことが材料視され、Reutersによると大幅高となりました。Appleも前日の下落後に反発し、指数全体の下げ幅を一部抑えています。

2. 引け後・時間外の注目ニュース

半導体株の調整がAI相場の持続性を問い直す

何が起きたか

Reutersは、26日の米国市場でAI関連の半導体株が売られ、PHLX半導体指数が大きく下落したと報じました。Micronの好決算が一時的に支援材料となった一方、週を通じてはAI関連株への利益確定と、設備投資負担への警戒が優勢でした。

市場ではどう受け止められているか

市場の受け止めは「AIテーマの否定」ではなく、「期待が高くなった銘柄ほど業績と投資回収の説明力が必要になる」という方向です。AI向け需要が強いこと自体は継続材料ですが、データセンター投資、メモリー価格、資本支出、粗利率への影響が同時に問われています。

関連銘柄・ETF

Nvidia、Broadcom、AMD、Micron、ON Semiconductor、SOXX、SMH、QQQなど。個別株では、ON SemiconductorがSynaptics買収合意を受けて大きく下げた点も、半導体セクター内の選別色を強める材料です。

Modernaの急伸とヘルスケアの防御性

何が起きたか

Modernaは投資家向けイベントで医薬品パイプラインを説明し、Reutersによると株価は大幅高となりました。AI・半導体株が売られるなか、ヘルスケアの一部が指数の下支え役になりました。

市場ではどう受け止められているか

金利上昇や高バリュエーション株への警戒がある局面では、テーマ株から業績・パイプラインの個別材料へ資金が移りやすくなります。Modernaの動きは、週明けも「大型テック一辺倒ではない物色」が続くかを見る手がかりになります。

関連銘柄・ETF

Moderna、XLV、IBB、XBIなど。医薬品・バイオ株は個別材料の影響が大きいため、指数の方向感だけでなくイベント後の説明内容を確認したい局面です。

3. 決算・企業イベントの整理

今週は、前週の半導体決算を消化しながら、Nikeなど消費関連企業の発表が注目されます。Reutersの週次見通しでは、雇用統計とFed観測に加えて、企業決算が市場の次の判断材料になるとされています。

半導体では、Micronの強い内容がAI・メモリー需要の底堅さを示した一方、セクター全体は週末にかけて売られました。つまり市場は「好決算なら何でも買う」段階ではなく、株価に織り込まれた期待、設備投資、価格転嫁、将来利益の確度を細かく見ています。

M&A面では、ON SemiconductorによるSynapticsの全株式買収合意が注目材料です。買収の戦略的意義だけでなく、希薄化や統合リスク、半導体サイクルの変化にどう対応するかが週明け以降も確認点になります。

4. マクロ・Fed・金利材料

Fedは6月17日のFOMC声明で、政策金利の誘導目標を3.50〜3.75%に据え置きました。ただし声明では、経済活動が底堅い一方、インフレが2%目標を上回っていること、エネルギーを含む供給ショックが価格上昇要因になっていることが示されています。

Reutersの週次見通しでは、6月雇用統計が今週最大の焦点とされています。市場予想を大きく上回る雇用増となれば、景気の強さよりも「追加利上げリスク」として受け止められる可能性があります。特に長期金利や2年債利回りが上振れする場合、PERの高いグロース株や半導体株には逆風になりやすい構図です。

原油は中東情勢の緊張緩和で一時落ち着きを取り戻していますが、インフレ期待とFed観測を通じて株式市場に波及しやすい材料です。週明けは、原油、米金利、ドル円、半導体株の値動きをセットで確認する必要があります。

5. 次の米国市場で見るポイント

  1. 半導体株の下げが短期の利益確定で止まるのか、AI投資回収への疑問として広がるのか。
  2. 週内の米雇用統計を前に、2年債・10年債利回りがどちらへ動くか。
  3. 原油価格と中東関連ニュースが、インフレ再加速懸念を強めるかどうか。
  4. Nikeなど消費関連決算から、米消費の底堅さと価格転嫁力を確認できるか。
  5. 週末を挟んだ先物・プレマーケットで、QQQ、SOXX、SMHに押し目買いが入るか、それとも戻り売りが続くか。

6. 主要ソース

金融免責事項

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